昨日、パウエルFRB議長の議会証言(下院)が開催されました。インフレ退治は長い道のりと述べながら、「労働需給は徐々に均衡しつつある。」や「住宅インフレは大幅に低下する。」等、インフレに対して楽観的な見解を述べたため、インフレ懸念が後退しドルが売られる展開となりました。
 議会証言前後で、利上げの織り込み度に変わりはなく、市場は1回の利上げについて70%程度織り込み、2回の利上げについては10%程度しか織り込んでいませんでした。パウエル議長の議会証言の内容を受けて、市場は2回目の利上げは無いと判断したのでしょう。
 しかし、本日開催された上院での議会証言では、パウエル議長が「今年あと2回の利上げが適切になるだろう。」や「FOMCメンバーの大多数があと2回の利上げを見込む。」と発言。発言後、市場は2回目の利上げについて20%程度織り込み、為替相場は反転してドル高になりました。
 今回は、止まらないドル高とペソ高を考慮した利益確定ポイントについて解説します。
  • フィボナッチエクステンションを利用したメキシコペソ円の利益確定ポイントについて
  • もう一つの利益確定ポイントはいつもの日足ボリンジャーバンドの3σ

フィボナッチエクステンションを利用したメキシコペソ円の利益確定ポイントについて

 日本株を爆買いする海外勢は、為替差損が出ないように、ヘッジで円を売ってドルを買っているらしいですね。それがどの程度までドル円相場に影響を及ぼしているのかは定かではありませんが、ドル円の上昇が止まらないです。。

 前回のブログ記事では、三角持ち合いのブレークから、ドル円がどこまで上昇するのかについて、テクニカル的に解析しました。
 その解析から得たドル円のターゲットは、「142.04円」でした。そのポイントまで上昇すると上値が重たくなりましたが、本日、パウエル議長の議会証言で、2回の利上げについて強調したところ、さらに上昇する格好となりました。

 ドル円の爆進ぶりを考慮して、今まで利用してきた「5pips、10pips刻みライン」の利確は、今後、控えることにしました。もっと上のポイントで利確したいと思います。

 以下はメキシコペソ円の日足チャートです。

 2022/12/20から始まる上昇波を第1波、その後の修正派を第2波、第2波終わりからぐーんと上に伸びた上昇波を第3波と想定して、波動を計測しようと思います。
 最もメジャーなターゲットラインの計測方法は、第1波の値幅を1.618倍した値幅を求め、第2波終点からその計算で求められた値幅分上のところにラインを引きます。つまり、第1波の値幅と第3波の値幅は、1:1.618の比率になります。

図はTradingViewのフィボナッチエクステンションという機能を使用しています。MT4等にも標準機能としてありますので、ご興味のある方は、使ってみてください。
 なお、TradingViewのパラメータ値は以下のとおりです。

 これにより求められたターゲットラインは、「8.4969円」です。ここらへんで上値が重くなったら利確しようと思います。

もう一つの利益確定ポイントはいつもの日足ボリンジャーバンドの3σ

 やはり、このポイントは外せません。
 現在、ローソク足は、日足ボリンジャーバンドの3σラインでバンドウォークしています。このラインにタッチしないで上昇することは、着実に価格が上昇している証拠であるともいえます。バンドウォークは良い兆候といわれています。

 異常な価格上昇が起きた場合、日足ボリンジャーバンドの3σに達します。異常な価格上昇が起きた後は、ほぼ間違いなく価格は反転します。

 前項で掲載したメキシコペソ円の日足チャートを確認してください。現在、日足ボリンジャーバンドの3σは、「8.5137円」辺りです。この値は動きますので、近づいたらチャートで現在値を確認してください。

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