今週注目すべきイベントは、 日本時間16日 (火曜日)21:30に予定されている「米)小売売上高」、19日 (金曜日)04:00の「メキシコ)中銀政策金利」や20日 (土曜日)00:00の「米)パウエルFRB議長の発言」です。FOMCメンバーが発言する機会も多数あり、発言のたびにドル円とメキシコペソ円は大きく動きそうです。さらに、今週も引き続き行われるバイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長らとの債務上限問題に関する協議にも注目すべきでしょう。先週は、米銀株が下落しましたが、12日に発表された「米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】」でインフレ見通しが市場予想を上回ったため、インフレ懸念が再燃し、ドル高とメキシコペソ高となり、ドル円とメキシコペソ円は上昇しました。今週もドル高とメキシコペソ高の地合いが続くのか考察したいと思います。
  • 今週はドルを買い支えるイベントが目白押し
  • 「メキシコ)中銀政策金利」は利上げ停止!?
  • オカタツ信用リスクアラートは点灯中!
  • メキシコペソ円の利益確定ポイントについて
  • メキシコペソ円の押し目買いポイントについて

今週はドルを買い支えるイベントが目白押し

 まず、日本時間15日 (月曜日) 22:15に「カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言」が予定されています。
 投票権を持っているFOMCメンバーの中で最もタカ派との定評があり、週初に発言するため、今週のドル高の弾みとなりそうです。
 なお、以下に掲載した「FOMC-Hawk/Dove Analysis」で、FOMCメンバーのタカ派・ハト派度合いが確認できます。赤が強いほどタカ派度合いが強く、青が強いほどハト派度合いが強いとされています。

 次に、16日 (火曜日) 21:30に「米)小売売上高」が発表されます。
 前回、前々回と前月比マイナスの結果が発表されており、今回はプラスになると期待されています。予想どおりプラスとなれば、ドル円とメキシコペソ円は上昇するでしょう。

 17日 (水曜日) 01:15には「ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言」があります。上図「FOMC-Hawk/Dove Analysis」によると、タカ派ですね。

 17日 (水曜日) 04:15には「ローガン:ダラス連銀総裁の発言」があります。こちらは、上図「FOMC-Hawk/Dove Analysis」によると、中立です。

 17日 (水曜日) 08:00には「グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言」があります。こちらは、上図「FOMC-Hawk/Dove Analysis」によると、ハト派ですが、先週、「物価の安定についてうまくいっていない」と発言しています。物価を安定させる必要を訴えているため、利上げ停止や利下げのコメントはしずらいでしょう。

 18日 (木曜日) 22:05には「ジェファーソンFRB理事の発言」があります。こちらは、上図「FOMC-Hawk/Dove Analysis」によると、タカ派です。

 18日 (木曜日) 22:30には「バーFRB副議長の議会証言」があります。こちらも、上図「FOMC-Hawk/Dove Analysis」によると、タカ派です。

 18日 (木曜日)23:00には「ローガン:ダラス連銀総裁の発言」があります。こちらは、上図「FOMC-Hawk/Dove Analysis」によると、中立です。

 19日 (金曜日) 21:45には「ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言」があります。こちらは、上図「FOMC-Hawk/Dove Analysis」によると、タカ派です。

 19日 (金曜日) 22:00には「ボウマンFRB理事の発言」があります。こちらは、上図「FOMC-Hawk/Dove Analysis」によると、強めのタカ派です。

 週末最後の20日 (土曜日) 00:00には大御所登場!「パウエルFRB議長の発言」があります。いつものように市場が混乱しないよう配慮した内容となり、利上げや利下げについても言及しないでしょう。そして、そんな発言の後は、ドル高に振れがちですね。

「メキシコ)中銀政策金利」は利上げ停止!?

 前回発表されたメキシコ消費者物価は、総合指数もコア指数も予想を下回り、インフレは低下傾向にあることを示しました。また、ロドリゲス中銀総裁が、前回の政策金利決定会合で利上げの停止を示唆しているにもかかわらず、メキシコペソは売られていません。
 19日 (金曜日)04:00に予定されている「メキシコ)中銀政策金利」で、利上げ停止が発表されてもメキシコペソは売られない公算が高いです。一時的には売られるかもしれませんけどね。
 その一方、利上げとなった場合は、メキシコペソ円は急騰するでしょう。

 今回の中銀政策金利発表では、メキシコペソ円買いポジホルダーの人は、安心できる状況になるでしょう。

オカタツ信用リスクアラートは点灯中!(しつこくてごめんご)

 オカタツ、性懲りもなくまだこの話をするか!?草と思われても仕方ありませんが、、、お話をさせてください。

 前回の記事「信用リスクアラートが点灯|2023/5/8」で解説したとおり、「JUNK BOND DEMAND」は、5/3に2.1%以上の値(2.16%)に到達してから、翌日の5/4には、2.16%から12bp以上下落(1.99%まで下落)してしまいました。
 
 この1年の実績では、80%の確率で、「JUNK BOND DEMAND」が2.1%に達してから5~10営業日を経て、ドル円とメキシコペソ円は急落しています。
 「JUNK BOND DEMAND」が2.1%以上の値に到達した5/3から7営業日が経過しています。もうそろそろ来るか……来ないに越したことはないですけどね。

メキシコペソ円の利益確定ポイントについて

 5/13 4:20にツイッター(@Ryujuok)でつぶやきましたが、メキシコペソ円が7.7円で頭が重くなったところで一部利確しました。

 メキシコペソ円の「5pips、10pipsの刻みライン」で頭が重くなったら、こまめに利確するという方法について前回紹介しましたが、今週も実施したいと思います。次は7.75円が狙い目ですね。

 下図はメキシコペソ円の日足チャートです。下段にRSIを表示しています。

 RSIは、買われすぎを示唆する「70」に今でも達しそうなところです。金融不安について取り立てて騒ぐほどのこともなければ、今週のイベントが手伝って上昇し続ける可能性もありますが、テクニカル分析によると、今の上昇はいっぱいいっぱいといったところ。

 大きめに利確したいポイントは、日足ボリンジャーバンドの+3σですね。現在は、上図のとおり、「7.8039円」辺りに位置します。このポイントは動きますので、価格が近づいてきたらチャートで現在値を確認してください。

メキシコペソ円の押し目買いポイントについて

 前回に引き続き、狙いたい押し目買いポイントは、200日MAですね。やはり、多くのトレーダーが意識するポイントなので、無視できませんね。
 改めて下図のメキシコペソ円の日足チャートを確認してください。
 現在、200日MA(紫色ライン)は「7.1472円」辺りに位置します。このラインも動きますので、近づいたら現在値をチャートで確認してください。


 次に紹介したいポイントは、7円あたりで下値が堅くなったところです。
 7円は100pips刻みラインであり、ここも意識されるポイントです。

 次に紹介したいポイントは、週足ボリンジャーバンドの-3σです。以下に掲載したメキシコペソ円の週足チャートを確認してください。

 現在、週足ボリンジャーバンドの-3σは「6.3229円」辺りに位置します。このポイントも動きますので、価格が近づいてきたらチャートで現在値を確認してください。

 最近知った話なんですけど、アイザック・ニュートンって、投資で破産したらしいですね。
 天賦の才に恵まれていることもあり、相場の底値で買うことはできたらしいのですが、利確が早すぎたらしく、その後バブルが発生し価格が暴騰すると、我慢できずに高値掴みをしたそうです。その後、バブルが弾けて、ニュートンの資産も弾けたというのです。
 バブルのときは、みんなてんやわんやのお祭り騒ぎですから、それを指を食えて見ていられなかったんですね。ニュートンは天才ですが、自分の欲望には勝てなかったということです。
 過ぎたるは猶及ばざるが如し。自分が欲しいだけ稼げたら、あとは我慢しとけや。そう思った春の夜でした。。。

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