来週米国GDP発表あり!GDP Nowは6月から現在までマイナス!

アトランタ連銀が発表するGDP Nowを確認してみると、下図のとおり、6月から現在までマイナスを表示しています。
ちなみに、GDP Nowとは、アトランタ連銀が日次で発表しているGDP予想値です。精度の高さに定評があり、世界中のトレーダーが注目しています。

来週07/28 21:30に「米国実質GDP(速報値) 第2四半期」の発表があります。
GDP Nowから得られる予想はマイナスのため、今回の第2四半期の結果はマイナスになる可能性を否定できません。
前回の第1四半期の結果が「-1.6%」だったため、2期連続のマイナスとなった場合は、リセッション入りが決定事項として認知されます。

インフレ懸念よりもリセッション懸念を警戒した動き

金融市場は、インフレ懸念よりもリセッション懸念を警戒した動きが目立つようになりました。

まずは、「FedWatch Tool」でFF金利予想の状況を確認してみましょう。なお、「FedWatch Tool」はFF金利先物の結果が反映されたツールです。

以下は、現在のFF金利予想の値になります。
市場予想は、ほぼ0.75%の利上げで間違いないと予想しています。


以下は、今後の見通しです。
最終的なFF金利について、3.25-3.5%であること、また、来年5月には利下げされることを予想しています。


インフレ懸念が強大であったとき、7/27の利上げについては1.00%が予想され、また、今後の見通しについては最大3.75-4.00%になるものと予想されていました。
数値が軟化した理由は、1.00%の利上げによるインフレ退治よりも、0.75%のリセッションを意識した利上げのほうが分があると市場参加者が判断したからでしょう。

また、米国債10年利回り(長期金利)は6/15から下落し続け、現在2.754%です。
下図は米国債10年利回り(長期金利)の日足チャートです。ヘッドアンドショルダーを形成し、ネックラインを下抜こうとしています。
このままネックラインを下抜けた場合は、200日移動平均線(紫の線)がある2.2%付近まで落ちそうです。


米国債10年利回り(長期金利)が下落しているということは、10年もの米国債が購入されているわけですが、債券市場参加者はリセッションを警戒してリスクの低い債権を購入するようになったのでしょう。
3/9から下げ続けていた金についても、二日前から急騰しています。これもリセッションを警戒した動きかもしれません。

世界最大級のテールリスク、それはロシアの天然ガス供給停止!

ロシアの天然ガス供給停止について、欧米のメディアが伝えている以上にリスクが高いように見受けられます。

7/21、ロシアと欧州を結ぶ主要ガスパイプラインのガス供給が再開されましたが、60%も絞っています。
ロシア側は天然ガスの供給を停止したところで、世界中から非難されるだけで、痛くもかゆくもありません。天然ガス供給は、ロシアにとって、最高の外交カードです。まさにジョーカー的なカード。

昨日、イラン、ロシア、トルコ3首脳が会談を行い、3首脳が手を握り合ってバンザーイしている写真が公開されました。
ロシアはイランに最新型ドローン等の武器供与をする約束をしたと報じるメディアもありました。イランは見返りに何をするのかは不明ですが、不気味です。
プーチン大統領は周辺国への根回しもしっかりやってるわけです。

ちなみに、欧州だけではなく、日本もサハリンからのガスパイプラインを停止されています。岸田首相の指示で自衛隊が隠密に武器を運んだのがばれて、プーチン大統領の逆鱗に触れたからです。
そんなこんなで、天然ガス先物は下図のとおり爆騰しています。


これでは、インフレ退治もできませんわ。。
インフレとさらにリセッションどんっ! で、スタグフレーションがやってきそうなムードです。