先週のドル円相場は予想したとおり、上昇しました。よろしくなかったのが、その後、X(@Ryujuok)でポストした内容でした。さらに上昇すると予想したところ、12/14につけた底値(140.949円)から当日最高値をつけたところまでの上昇に対して、0.786程度押してしまいました。
 さて、今週はクリスマス休暇であり、通年どおりでは動意は無さそうです。しかし、本日は13:00に植田日銀総裁が日本経済団体連合会審議員会で講演します。また、26日には日銀が「基調的なインフレ率を補足するための指標」を公表します。さらに、27日には今月の日銀金融政策決定会合の主な意見が発表されます。日銀関連の発表は世界が注目しておりますので、動意があるかもしれません。
 ドル円の今後の予想について、要人発言や指標次第では、もう一段下に行く可能性もあります。今回もエリオット波動を利用して、楽観的な予想と悲観的な予想を立てたいと思います。

悲観的であっても楽観的であっても12/14につけた底値(140.949円)は下回らない

 楽観的な波動カウントについては、緑色ナンバーでプロットすることにしました。その一方、悲観的な予想については赤色ナンバーでプロットします。
 以下はドル円の1時間足足チャートにエリオット波動のカウントをプロットしたものです。

 12/21 18:00に、(2)波のうちのC波、そのうちの➁波をプロットしてあります。ここまでは、楽観的なカウントと悲観的なカウントは同一になります。
 ちなみに、Xでポストした添付図は赤色ナンバーになっています。今後は、Xでも、この色分けで説明しますのでご注意ください。

 まずは、楽観的な緑色ナンバーのカウントをご確認ください。
 現在、[5]波のうちの(3)波、そのうちの1波、さらにそのうちの➃波が進行しているものとしてカウントしています。
➃波が➀波終点を下回っているため、1波はリーディングダイアゴナルを形成しているようです。
 ➃波は、(2)波終点(141.861円)を下限に下落します。その後、➄波により➂波終点(142.662円)を上回りますが、2波が始まると、(2)波終点(141.861円)を下限に下落します。
 2波が終われば、3波が始まります。この3波は、「(3)波のうちの3波」であり、いわゆるサードオブサードなため、力強く上昇するかもしれません。なお、(3)波は、(1)波終点(144.954円)を上回って上昇します。

 次に、悲観的な赤色ナンバーのカウントをご確認ください。
 こちらは未だに下降波である(2)波が進行中であるものとしてカウントしています。
 現在、[5]波のうちの(2)波、そのうちのC波が進行しています。さらに詳細にカウントすると、C波のうちの➃波から➄波が進行しているようです。
 ➄波は(2)波終点(141.861円)を下回りますが、[4]波終点(140.949円)が下限になります。
 (2)波が終われば、(3)波により(1)波終点(144.954円)を上回って上昇するでしょう。