当ブログでは初めて取り扱う相場である「日経平均株価」の予想をしたいと思います。
 オカタツが今まで保有したことがある日本株はソフトバンクしかありません。今も保有しています。当時はPayPayのQRコード決済が、世の中を変えるなと思って購入しました。今やソフトバンクは、ソフトバンクグループの時価総額を抜くほど大きくなりましたが、お遊び程度しか株を保有していませんので、諸手を挙げて喜ぶことはできません。ソフトバンク株の購入以降は、個別株の騰落の激しさに恐れをなして、米株のインデックスをメインにして投資をしてきました。
 しかし、来年は新NISAが始まります。また、日本企業がPBRを改善する動きも続きそうです。それらがプレミアムになって、来年の日本株は上がるしかないんじゃないかと思いました。今まで悲観的にしか見ていなかった日本株ですが、今度は日本株で儲けてやろうと思うようになりました。
 今後の日本株を見通すために、日経平均株価の予想をしたいと思います。いつも為替相場の予想でやっているように、エリオット波動を使って今後の予想をしたいと思います。

来年の日経平均株価は天井値「38957円」を超えられそうにないが、手前でぐーんと伸びる相場

 下図は日経平均株価(NI225)の月足です。1949年5月から表示しています。ちなみに、底値は1950年7月に付けた「85.25円」だったんですね。1989年12月に付けた天井値は「38957円」ですから、40年で452倍まで膨れ上がったわけです。
 天井を付けてからは悲惨なものでしたが、今年はとうとう天井値である「38957円」の背中も見えてきました。来年の2024年には、この天井値をぶっこ抜いて上昇するなどと、嬉々として評論する専門家も少なからずいるみたいです。



 それでは、波動の説明をします。
 1950年7月に付けた底値である「85.25円」から1989年12月に付けた天井値である「38957円」までの上昇波を「Ⅰ波」としました。
 その後、阿鼻叫喚の急落を経て2008年10月に付けた最安値「6994.90円」までの下降波を「Ⅱ波」としました。
 そして、そのⅡ波終点から今までの上昇波が「Ⅲ波」になります。現在は、Ⅲ波の途上にあるものとしてカウントをプロットしています。

 Ⅲ波の内訳になる波動が、「[1]、[2]、[3]、[4]、[5]波」です。また、[3]波の内訳になる波動が、「(1)、(2)、(3)、(4)、(5)波」になります。

 まず、大局から確認します。
 Ⅲ波は、Ⅰ波値幅の等倍以上になりやすいです。Ⅲ波値幅がⅠ波値幅の等倍になるとき、45866.65円まで上昇することになるでしょう。
 それでは、そこに到達するのはいつになるのか!?それを測定することは非常に難しいです。ざっくり見積もると、10年後や20年後の話になりそうです。

 添付図を見てわかるとおり、現在は、Ⅲ波のうちの[3]波の途上にあります。これはいわゆるサードオブサードであり、非常に強い波の途上にあることを示唆しています。
 ただし、[3]波のうちの(5)波が進行していることから、その強い波動も終盤であることも示唆しています。

 さて、次は、[3]波波動について詳細を確認してみましょう。
 Ⅲ波が衝撃波を形成する場合、[3]波値幅は、[1]波値幅の1.618倍まで延長することが多いです。そうなると、[3]波は37447.75円辺りまで上昇するでしょう。
 また、Ⅲ波が衝撃波を形成する場合、そのうちの[3]波も衝撃波になります。[3]波が衝撃波になった場合、そのうちの(5)波値幅は、(3)波値幅の0.618倍になりやすいです。そうなると、(5)波は34584.32円辺りまで上昇することになります。

 なお、どのくらいの期間で(5)波を形成するのかについては、地合いによりますので測定するのは難しいです。(5)波はあっさり終わることが多いです。例えば、[1]波の(5)波は1年かけずに形成しました。ざっくり見積もると、来年、再来年をかけて(5)波を形成しそうです。

 まとめると、来年は、ワンピースのルフィーのパンチのように、ビューーーんっと伸びることはなさそうですが、ジョジョのズームパンチ(パンチが相手にあたる瞬間、波紋の呼吸で痛みを殺しながら肩と肘の関節を外して腕を伸ばすパンチ)程度、「手前でぐーんと伸びた!」相場になりそうです。価格でいうと、34000円から37500円辺りまで上昇しそうです。