2024年前半のドル円相場について、1/8に記載しました。2022/10/21につけた最高値(151.908円)を上限にして横這いに推移するという内容でした。しかし、本日、上限と予想していた151.908円を超えてしまったため、波動のカウントを見直しました。
 1/8に予想したときは、新NISAによる米株買いや海外勢による為替ヘッジ(ドル買い・円売り)付きの日本株買いが、これほど旺盛になるとは予想できませんでした。ドル円は予想外に上昇してしまいました。
 現在は為替介入を警戒しなければならない水準まで上昇しています。その点も考慮して、改めてエリオット波動のカウントを変更しました。

前回予想からの変更点について

 以下は、前回のブログ記事で予想したドル円の波動カウントです。



 注目していただきたい点は、2023/1/16にプロットした(Ⅳ)波に続く波動について、複合型修正波動(ダブルスリー)を形成しているという内容です。
 今回見直した結果、(Ⅳ)波は複合型を形成しておらず、2023/1/16時点で(Ⅳ)波は終了しているものとしてカウントし直しました。


 以下は、今回予想したドル円の波動カウントです。

 現在、(Ⅴ)波のうちのⅢ波、そのうちの[5]波、さらにそのうちの(5)波が進行しているようです。
 (5)波の終了はⅢ波の終了を意味します。Ⅲ波が終了すると、Ⅳ波が始まり反落します。このⅣ波は大幅な修正になりますので、おそらく為替介入によるものだと考えられます。

 Ⅳ波による調整が終わったら、今度はⅤ波が始まります。Ⅴ波はどこまで上昇するのか!?
 Ⅲ波とⅣ波が決まっていないうちは、Ⅴ波を予想するのが難しいです。なお、Ⅴ波終点は(Ⅴ)波終点でもあります。(Ⅴ)波終点を予想することはⅤ波終点を予想することと同義です。
 それでは(Ⅴ)波はどこまで伸びるでしょうか!?
 (Ⅴ)波は(Ⅲ)波値幅の0.618倍になることが多いです。そうなった場合、(Ⅴ)波終点は158.587円になります。

波動分析によっても為替介入は間近!?

 前項目では日足チャートで(Ⅳ)波から(Ⅴ)波までを掲載しました。以下では、1時間チャートを使って、(Ⅴ)波のうちのⅢ波、そのうちの[5]波、さらにそのうちの(5)波について詳細を確認しましょう。

 現在、(5)波のうちの4波が進行しているようです。
 4波は3波値幅に対して0.236から0.382程度まで修正することが多いです。価格でいうと、150.821から150.135円程度まで下落しそうです。ただし、下値余地は、衝撃波の特性上、1波終点(148.163円)まであります。

 4波が終了すると、5波が始まります。5波は、3波終点(151.972円)を上回り上昇します。
 そして、5波が終わると、それはⅢ波の終了を意味しますので、Ⅳ波が始まるわけです。Ⅳ波は大幅な反落になります。ドル円相場で大幅な反落となると、今のところ為替介入ぐらいしか思い当たりません。
 ちなみに、3波終点(151.972円)を上回ったところで、為替介入が行われるかもしれません。
 なお、為替介入でどの程度下落するかについて予想するには、5波の終点価格がわからなければできません。為替介入でどの程度下落するか等は、急なことなので、X(@Ryujuok)にてポストしたいと思います。