
本日はおめでたいことに、日経平均が、1989年12月に付けた史上最高値「38,957円」を上回りました。史上最高値を超えるのに34年もかかりました。米国市場であれば、史上最高値を超えるなんてことは当たり前のように経常的に起きています。今後、日本でも、当たり前のように、史上最高値を経常的に超え続けていく、そのような相場地合いになったかもしれません。 前回のブログ記事「2024年の日経平均株価予想|2024/2/15」では、「上値余地は40,099円」としました。これまで、日経平均の上昇幅については、控え目に予想をしておりました。やはり、頭の片隅に、日本株がグングン上昇することなんてありえないという思念がありました。今回は、そのような茹でられた海老のように小さく丸まった思念は取っ払って、大海原をぴちぴち跳ね回る野生の海老のような思念をもって予想をしたいと思います。 |
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上昇幅を控え目に小さく見積もっていた個所について下図は日経平均株価(NI225)の週足チャートです。 ![]() これでは、(3)波の値幅は(1)波値幅の1.618倍未満の長さになってしまいます。このカウントしたポイントが、上昇幅を控え目に小さく見積もっていた個所です。 エリオット波動では、第3波の値幅と第1波の値幅はフィボナッチ比率になりやすいとされています。この定義にのっとると、(3)波の値幅は(1)波値幅の1.618倍、2.618倍、または3.618程度になることが多いことになります。 改めてカウントし直すと、(3)波は、2.618倍から3.618倍まで伸びそうです。価格でいうと、41,449円から51,033円まで上昇しそうです。 |
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現在の波動カウントについてもう一度、前項目に掲載した日経平均株価(NI225)の週足チャートを見てください。現在は、[3]波のうちの(3)波、そのうちの3波が進行しているようです。いわゆるサードオブサードで大きく上昇しているようです。 3波がどこまで伸びるのかについて予想をしたいと思います。 3波値幅は1波値幅の1倍、1.236倍、1.414倍、1.618倍とフィボナッチ比率になりやすいです。 前項目で(3)波が41,449円から51,033円まで上昇すると記載しました。それを考慮すると、3波値幅は1波値幅の1.236倍から1.414倍程度になりそうです。価格でいうと、3波は、43,506円から46,076円程度まで伸びそうです。 3波が終わると、修正波である4波が始まります。 それでは、4波による修正はどの程度になるか確認しましょう。 ![]() 4波は3波を0.236から0.382程度修正することが多いです。3波終点が46,076円の場合、4波は、41,247円から38,269円まで修正することになります。 なお、4波が終わると、(3)波のうちの最終波である5波が始まり、3波終点を上回って上昇します。4波から5波については、3波が終了したころに改めて解説したいと思います。 |
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