11/8のアメリカ中間選挙(日本時間11/9 8:00から順次開票)で共和党が勝利し、バイデン政権のドル高政策はストップ!?

11/8のアメリカ中間選挙について下馬評では、上院・下院ともに共和党が勝利するといわれています。
こうなると、来年以降、バイデン政権はレイムダック化し、今まで行われていた過度なドル高政策について議会で反対され、停止に追い込まれることでしょう。

バイデン政権はインフレさえ止められたら民主党が勝てると信じて、これまで過度なドル高政策を取り商品価格を抑えてきました。
それに対抗したのがサウジアラビアで、バイバイデン(@^^)/sayonara~~~といわんばかりにOPECプラスで原油減産を取り仕切り、原油価格を引き上げ続けています。
共和党のトランプ政権とは蜜月関係にあったサウジアラビアは、民主党のバイデン政権にNOを叩きつけた格好です。共和党が勝てば、無理くりに商品価格を高騰させるような過度なドル高政策に反対するはずです。

先週金曜日は、ドルインデックスが日足で-1.94%下がりました。これはドル売りの予兆のようにも見えましたね。11/8のアメリカ中間選挙で共和党が勝利した場合、ドル売りはさらに加速しそうです。

共和党が勝利したときのメキシコペソ円は!?

中間選挙で共和党が勝利を収めると、2年後はトランプ前大統領が復活する公算が高いと言われています。

移民に冷たいトランプ前大統領の大統領再任が将来的に見えてきてしまいますと、やはり、メキシコペソは下落するのではないでしょうか!?
北米とメキシコの国境に設置する壁の建設が頓挫していますから、この建設問題を含めた移民の問題で、メキシコとこじれるのは明白です。

共和党が勝ったら、ドルもメキシコペソも売られてしまうってわけです。

メキシコペソ円はクロス円ですから、以下の計算式で価格が算出されます。

MXN/USD × USD/JPY = MXN/JPY

共和党が勝ったら、USD/JPY は下がるでしょう。その一方、MXN/USD がどうなるか判断しかねますね。

難しいことは考えず、メキシコペソ円が前回の押し目買いポイントよりも下がれば、さらに買い増せばよいのではないでしょうか!?

大事なのは、11/8の相場にしっかり参加することです。せっかくの押し目買いチャンスを逃さないようにしましょう。

今週のアメリカ中間選挙以外の押し目買いタイミングはここだ!!

1つ目は、日本時間11/10(木)22:30に予定している「アメリカ消費者物価指数」の発表です。

総合指数で、前回の8.2%(前年同月比)から8.0%に下がると予想されています。
しかし、コア指数では、前回の6.6%(前年同月比)から横ばいの6.6%になると予想されています。
住居費の騰落が争点になっていて、これがいつ下がるのかについて誰も明確な回答を持っていません。住居費の騰落はわかりずらい上に、住居費はCPI全体の約3分の1、また、コアCPIの約5分の2を占める重要項目です。コア指数がいつも予想どおりの結果にならない理由は、この住居費の読みずらさによるものです。

前回発表されたコア指数の結果は予想よりも高くなり、相場にとってサプライズ要因となり、ドルが急騰しました。
このコア指数に関しては、予想より低くなってしまっても相場にとってサプライズ要因となります。
このところ、S&Pケースシラー住宅価格指数が鈍化しつづけていますので、コア指数が予想よりも低くなる可能性は否めません。

総合指数またはコア指数が予想よりも低くなった場合、FRBが金融引き締めを緩める公算が高くなり、ドル円は急落するでしょう。そうなると、メキシコペソ円もつられて急落するはずです。

2つ目は、日本時間11/9(水)20:00に予定されている「メキシコ消費者物価指数」の発表です。

予想より低い結果となれば、インフレ懸念が後退しますので、利上げが減速する要因となります。そうなると、メキシコと日本の金利差が縮小する要因にもなりますので、円キャリートレードのうまみが低くなり、メキシコペソ円も売られる展開となるでしょう。

3つ目は、日本時間11/11(金)4:00に予定されている「メキシコ政策金利」の発表です。

メキシコ中銀は、FF金利と歩調を合わせて、利上げをしてきましたので、市場参加者の間では今回も0.75%の利上げが期待されています。メキシコ中銀が市場参加者の期待を裏切れば、メキシコペソ円は急落するでしょう。

読者の方でご自分が求めている金利差よりも低くなってしまうと懸念されるようでしたら、ここいらで手仕舞いをしてもよいかもしれませんね。なにせ、メキシコペソは新興国通貨ですから、いつ暴落してもおかしくありません。こまめに手仕舞いするのは良い手といえます。
なお、オカタツはしっかり押し目買いをしていこうと思っています。

メキシコペソ円はどこまで下がるのか!?

さて、上記で示したようなメキシコペソ円の下落があった場合、どこまで下げるのかについてテクニカル分析をしたいと思います。

以下に、日足のメキシコペソ円チャートを掲載しました。

ローソク足が6/9(黄色矢印のローソク足)までボリンジャーバンドの+3σラインをバンドウォークしているのが確認できます。
その後、8/2(青色矢印のローソク足)でボリンジャーバンドの-3σラインに到達しています。
直近でも10/10くらいからボリンジャーバンドの+3σラインをバンドウォークしていることから、下がるとしたら、ボリンジャーバンドの-3σラインまでは下がるはずです。
現在のボリンジャーバンドの-3σラインの価格は「7.1808」となっていますが、今後は値が変わりますので、実値についてはチャートを確認しなければいけません。
上記値は、現上昇波のフィボナッチリトレイスメント0.382あたりにもなりますので、ちょうど下げが一服するにはいいところですね。

次は、以下に、週足のメキシコペソ円チャートを掲載しました。

過去から全て確認すると、ローソク足が緑色の20週MAラインで反発しているのがわかります。
下がるとすれば、20週MAラインまでは下がる可能性があります。
現在の20週MAラインは「6.9503」にありますが、こちらも今後は値が変わりますので、実値についてはチャートを確認しなければいけません。
上記値は、現上昇波のフィボナッチリトレイスメント0.5あたりにもなりますので、ここもちょうど下げが一服するにはいいところです。
メキシコペソ円、トルコリラ円、南アフリカランド円、スワップポイント増額キャッシュバック、スプレッド縮小キャンペーン実施中!
( 2023年09月30日 05時30分 まで)
さらに、最大1,000,000円キャッシュバックキャンペーンも継続実施中!
SBI FX
↑オカタツも利用しています。あまり滑らないところが気に入っています。また、滑った場合でも有利な方向にもちゃんと滑るので、その公平さは素敵だと思います。
(最狭スプレッドを謳っているFX会社で、滑りまくったり、有利な方向には全く滑らなかったりするところがあるので注意してください。)