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「JUNK BOND DEMAND」が「2.1%以上」に達するという水準は、債券市場がかなり警戒して信用リスクを織り込んでいる状況前回からの続編になりますので、まだご確認されていない方は「信用リスクを確認しながらメキシコペソ円が急落する前兆を見抜く方法」をご一読ください。ジャンク債と投資適格債(米国債等)のイールドスプレッドである「JUNK BOND DEMAND」が上昇するのは、ジャンク債が売られてジャンク債の利回りが上昇し、その一方、投資適格債が買われて投資適格債の利回りが下落しているときです。 こうした値動きが現れるのは、債券市場が「信用リスクが高い」と判断したからであると前回の記事で説明しました。 ここ1年間で「JUNK BOND DEMAND」が「2.1%以上」に達したのは、5回です。 そのうち4回は、「2.1%以上」達してから12bp以上下落した後に、メキシコペソ円が急落しました。なお、直近の4/5に達したポイントに関しては、「2.1%以上」達した後に未だ12bp以上下落していません。まだ急落の前兆を確認できていない状況です。 「JUNK BOND DEMAND」が「2.1%以上」に達するという水準は、債券市場がかなり警戒して、信用リスクを織り込んでいる状況であるといえます。 |
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信用リスクが一気に高まった後、一旦落ち着いてからメキシコペソ円が急落する摩訶不思議「JUNK BOND DEMAND」が「2.1%以上」達したあと、ある程度アンワインド(巻き戻し)が起きます。それが、「12bp以上下落したとき」です。アンワインドがある程度続いた後、メキシコペソ円は急落してしまうというわけです。どうして債券市場がひとしきり信用リスクを織り込んだ後に、アンワインドが起きてしまうのか!? 債券市場がひとしきり信用リスクを織り込むとき、おそらく一部の債券市場参加者が、信用リスクに関する情報をゲットして危険を察知し、ジャンク債をごっそり売って投資適格債をごっそり買うのでしょう。 その後、その他大勢の債券市場参加者たちは「どうしてこんなにジャンク債が売られて投資適格債が買われているの!?」って疑問に思い、ジャンク債を買って投資適格債を売り始めます。これがアンワインドが起きる原因ですね。 ある程度アンワインドが続いたのち、信用リスクに関する情報をゲットした一部の債券市場参加者の思惑通り、どっかーーん!!と信用リスクが顕在化して、市場はパニックパニック、その後、ドル円もメキシコペソ円も急落してしまうというわけです。(ほとんど妄想ですがな。。) |
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アンワインドの期間についてメキシコペソ円が急落する条件は、「JUNK BOND DEMAND」が「2.1%以上」達した後に12bp以上下落したときと説明しましたが、この「12bp以上下落」って、どっからきたの!?って話ですよね。これは、前回の記事で示したメキシコペソ円が急落したときの4つのサンプルから判断しました。 「JUNK BOND DEMAND」が「2.1%以上」達してからメキシコペソ円が急落するまでの日数についてはマチマチだったため、アンワインドの期間について時間では説明できないと判断し、値幅で考えました。 4つのサンプルから一番しっくりきた値幅が「12bp以上の下落」でした。4例のみから判断したパラメーターのため、信憑性はうすうす………(前回、下ネタをぶち込んだせいか、Twitterのフォロワーさんが減りました。。) |
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4/5、「JUNK BOND DEMAND」が「2.1%」に達するTwitter(@Ryujuok)ではお知らせしましたが、4/5、「JUNK BOND DEMAND」が「2.1%」に達しており、急落の前兆を示す第一条件を満たしています。なお、下図のとおり、そのポイントから12bp以上下落していません。現在、2.02%であり、まもなく12bp以上下落(1.98%以下に下落)しそうなため、警戒してください。条件を満たしたときはTwitter(@Ryujuok)でお知らせする予定です。忘れたらごめんなさい。 なお、「JUNK BOND DEMAND」はNYオープン(22:30)後ちょっとしてから動きます。4/24であれば、チャート右下にある時刻が"Last updated Apr 24"になったことを確認してください。米東部夏時間(EDT)で表示されるのでご注意ください。 |
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