今週は、大型経済指標である「米)ISM製造業景況指数、ISM非製造業景況指数」、「FOMC政策金利」と「米)雇用統計:非農業部門雇用者数・失業率・平均時給」、さらに、「米)アップル決算」が控えており、ドル円とメキシコペソ円は大きく動きそうです。日本はゴールデンウイークであり、いつもよりかは薄商いになるため、チョッピ―な動きも頻発し、ポジション保有者にとっては悩ましい週となるでしょう。ツイッター(@Ryujuok)でメキシコペソ円について、もうしばらくは上昇することをつぶやきしましたが、テクニカル分析によれば、日足レベルで下落が示唆されています。なお、週足レベルでは上昇が示唆されています。今回は、テクニカル分析を中心にメキシコペソ円の売り時を解説します。
  • メキシコ中銀は政策金利を据え置く可能性を示唆
  • テクニカル分析によれば、今週の米ドル円は下落しそう
  • 週足レベルでは米ドル円は上昇しそう
  • 忘れてはいけないのが4/5に引かれた信用リスクのトリガー

メキシコ中銀は政策金利を据え置く可能性を示唆

 メキシコのインフレは沈静化しつつあり、3/29のメキシコ中銀による政策決定会合では、利上げサイクルを終了させる時期に到達した可能性について議論されました。

 下図はメキシコペソ米ドルの日足チャートです。

 3/29のメキシコ中銀政策決定会合から上値が重くなっているのがわかります。メキシコの経済と労働市場は堅調であるため、下げることもありません。5/18に予定されている次回の政策決定会合までは、様子見の地合いが続き、値動きは横ばいになりそうです。

テクニカル分析によれば、今週の米ドル円は下落しそう

 下図は米ドル円の日足チャートです。

 紫色ラインが200日MAになります。このラインはトレーダーが非常に意識するラインです。
 3/8に200日MAで一度はじかれて、その後下落しているのがわかります。やはり、200日MAは意識されているようです。また、現在、ボリンジャーバンドの3σラインが200日MA辺りにありますので、このラインを上抜くのは難しそうです。さらに、チャート下段のRSIを見ると、買われすぎを表している70に近づいているため、このまま上昇し続ける可能性は低いと言えます。
 現在、200日MAは137円辺りにあるため、この辺りに達したら、米ドル円は下落しそうです。メキシコペソ米ドルは横ばいに推移しそうなため、米ドル円に連動してメキシコペソ円も下落しそうです。

週足レベルでは米ドル円は上昇しそう

 下図は米ドル円の週足チャートです。

 2022/10/17週から2023/1/16週までに下降波を形成してから、その下降波について、現在フィボナッチリトレイスメントの0.382水準まで修正しているのがわかります。
 今後、少なくともフィボナッチリトレイスメントの0.5(139.580円)までは修正する可能性があります。なお、この水準にはボリンジャーバンドの3σラインもあるため、フィボナッチリトレイスメントの0.618(142.498円)までの修正は難しそうです。
 メキシコペソ米ドルが横ばいに推移する限り、米ドル円の上昇に連動してメキシコペソ円も上昇するでしょう。

忘れてはいけないのが4/5に引かれた信用リスクのトリガー

 4/5、債券市場が織り込む信用リスク度を表している「JUNK BOND DEMAND」が、2.1%に達しています。今週、2.1%から12bp下落したポイントである「1.98%」に達した場合は、ドル円とメキシコペソ円の急落の前兆となります。

 わけのわからない方は、以下の記事を参照してください。

 ●信用リスクを確認しながらメキシコペソ円が急落する前兆を見抜く方法

 ●JUNK BOND DEMANDでメキシコペソ円が急落する前兆を見抜ける理由

 ちょっと信ぴょう性の薄いストラテジになりますが、この下落の前兆を確認した場合は、一部利確を推奨します。

 今回は、短期的にメキシコペソ円が下落することを説明しましたが、信用リスクが顕在化しない限り、中長期的には上昇します。腹を括ってメキシコペソ円の長期投資をされている方は、利確する必要はないでしょう。
 短期的にキャピタルゲインも狙っていきたい方は、一部利確してもよいかもしれません。なお、何度も言いますが、損切りは無しですよ。あくまで利益確定で手仕舞いをしてください。投資は、全て自己責任で行ってください。当方は一切の責任を負いません。

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