X(@Ryujuok)でポストしたとおり、米政府機関の閉鎖が回避されたことにより、リスクオン相場となり、ドル円は上昇しています。ドルに勝ってメキシコペソが買われるという在りし日のメキシコペソの強さも蘇ったようで、メキシコペソ円も上昇しています。
 先週は、メキシコ中銀が、4会合連続で政策金利を11.25%で据え置きましたが、インフレに対する見通しは、厳しいものに変更しました。これにより、高金利を維持する期待が上向き、メキシコペソ米ドルは堅調な値動きを見せるようになりました。

最後の一上げ後に修正が起こりそうなメキシコペソ米ドル

 メキシコペソ米ドルは、メキシコ中銀の金融政策決定会合後にセンチメントが回復したことで底堅い値動きを見せています。
 ただし、エリオット波動のカウントでいうと、第五波による最後の一上げといったところ。波動のカウントについて確認しましょう。

 前回より波動のカウントに変更はありません。
 現在、A波のうちの➄波が進行しているようです。➂波がしっかり五つの波を形成したことを確認できましたので、A波は衝撃波ということになりますので、➄波も五つの波を形成して上昇するでしょう。
 ただし、A波が終了をすれば、修正波であるB波が始まりますので、注意してください。

メキシコペソ円も堅調であるが、メキシコペソ米ドルの修正が始まった場合、修正の値動きになりそう

 メキシコペソ円も底堅さを見せていますが、エリオット波動のカウントからいうと、第5波による最後の一上げがあって、その後は修正する値動きとなりそうです。

 現在、➀波のうちのⅳ波が終了して、ⅴ波により上昇しているようです。ⅴ波が終了すると、②波が始まります。②波は①波を0.382から0.786程度修正する性質があります。①波終了とともにフィボナッチリトレイスメントをひいて、X(@Ryujuok)にて予想下落幅を報告したいと思います。
 修正のタイミングは、ドル円が150円越えをあきらめて落ちた頃、また、前項目で述べた通り、メキシコペソ米ドルでB波による修正が始まった頃になりそうです。

 なお、メキシコペソ円がどこまで上昇するのか、フィボナッチ比率で予想してみましょう。
 


 ➀波のうちのⅴ波が進行中としてカウントをしているわけですが、ⅴ波の値幅は、ⅰ波値幅と同じ幅程度、または、ⅲ波値幅の0.618倍程度になる性質があります。
 ⅰ波値幅と同じ幅程度の場合、8.6120円程度まで上昇するでしょう。その一方、ⅲ波値幅の0.618倍程度の場合、8.6464円程度まで上昇するでしょう。