本日は、8:50に日本の消費者物価指数が発表されました。前回よりも低い結果となり、日本のインフレ懸念は後退しました。その後、植田日銀総裁が「粘り強く金融緩和を続ける」と発言しました。物価高の鎮静と植田総裁の金融緩和継続発言を受けて、ドル円は150円越えを試す勢いとなっています。その後、財務大臣が口先介入をしてきましたが、市場反応は薄いようで、ドル円は149.96円まで上昇しています。
 また、昨日はパウエル議長の発言がありました。ハト派にもタカ派にも受け取れる玉虫色の発言内容でしたが、利下げは当面ないということは明白になりました。これで、当面、日米の政策金利差縮小を心配する必要はなくなったので、今後もドル円が上昇し続ける公算は大きいです。
 X(@Ryujuok)ではポストしましたが、ドル円のエリオット波動のカウントを若干変更しています。昨年の大規模為替介入前に付けた天井値(151.944円)を超えるという内容に変更はないです。

ドル円は急上昇しやすい3波に入ったか!?

 X(@Ryujuok)ではポストしましたが、下図のとおり、(4)波終点の位置を10/11 6:00に変更しました。



 現在は、(5)波のうちの3波、そのうちの①から➁波が進行しています。
 3波は波動の特性上、価格が延長して急上昇しやすいです。ただし、3波のうちの➁波が始まると、中間反落をするので注意が必要です。
 ➀波が未だ進行しているとなると、今後はじり高で150円を超えて行くかもしれません。その後、➁波により急落する可能性がありますのでご注意ください。
 ➁波による反落後は、➂波が始まり、➀波終点を超えて上昇していくでしょう。