気付けば日付も11月に入りまして、肌寒くなりましたが、ドル円相場は灼熱サンビーチな様相を呈しております。昨日の「日銀政策決定会合」では、相変わらず、日銀は粘り強い緩和を継続するという姿勢を示したため、失望の円売りが巻き起こり、ドル円は急騰しました。前回のブログ記事で指摘したとおり、このサードオブサードの波にしっかり乗れたでしょうか。X(@Ryujuok)でポストしましたが、オカタツは、この急騰により200pipsを手に入れることができました。
 本日の焦点は、為替介入のポイントになります。神田財務官は「スタンバイ」という表現を使い円安を牽制しています。昨年は、この表現による声明後、マジで介入しています。現在、介入警戒感は高まり、上値が重くなりました。
 アジアタイムは上値が重い展開が続きそうですが、ロンドンタイムからは日本政府を舐め腐った海外勢が続々と参入してきますので、上値を攻めてくる公算は大きいです。
 本日はビッグイベントである「米)ISM製造業景況指数」「米)JOLTS求人」と「FOMC」があります。巷では、「FOMC」の結果を待ってから介入があるという風聞が飛び交っておりますが、それは無いと思います。あくまで、財務省はドル円相場の実勢で判断していることでしょう。財務官は「年初来30円も円高になったからやったるでえ!」と鼻息荒く意気込んでいます。「すぐやる課」ならぬ「すぐやる省」といった具合です。
 なお、エリオット波動のカウントに変更はありません。今回は、カウントの再確認と利確ポイントについて解説したいと思います。

ドル円は横ばいに推移してから上値を試す展開


 下図はドル円の1時間足チャートにエリオット波動のカウントをプロットしたものです。


 前回は、(5)波のうちの3波、そのうちの➁波が進行しているところまで記載しました。
 現在は、➂波が終了して➃波で修正が進んでいるようです。この➃波は、➂波値幅を0.236から0.382程度まで修正することが多いです。価格でいうと、151.034円から150.607円程度まで下落します。

 ➃波が終了すると、➄波が始まり➂波終点(151.723円)を超えて上昇します。いったい、どこまで上昇するのか!?
 ➄波値幅は➂波値幅の0.618倍程度になることが多いです。➃波が➂波を0.382修正したと仮定した場合、➃波終点は150.607円になります。そこから➂波値幅の0.618倍程度上昇するとなると、152.396円程度まで上昇することになります。

 このターゲットポイントは、あくまで介入が無い場合のものです。
 オカタツは、昨年の大規模為替介入前に付けた天井値(151.944円)手前で、以下のドル円の買玉について、利確しようと思っています。

 08/23 22:53、144.890円
 08/24 01:41、144.650円