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金融システム問題が噴出してからドル円・メキシコペソ円相場を牽引する要素とは!?おひさでございます。この1か月、身内が緊急入院する事態が発生したのと確定申告で、ブログを記載する時間がないため、残念ながらブログを休止しておりました。身内がダウンすると、代わりにメキシコペソ円が急騰し、その後、世界の金融システムがダウンすると、メキシコペソ円は急落するという慌ただしい1か月となりました。 金融システム不安は、シルバーゲート銀行の事業清算、シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻を皮きりに、全世界に波及することとなりました。 3月8日、米シルバーゲート銀行が事業を清算し、10日にはシリコンバレー銀行、12日にはシグネチャー銀行が破綻しまして、その辺りからドル円とメキシコペソ円はガチガチに米国債2年物利回りと連動しているように見受けられました。このことはツイッター(@Ryujuok)ではつぶやいておりましたが、改めて、このブログにも記載します。 下図は、ドル円の4時間足チャートに米国債2年物利回りを追加したものです。 チャート下段はCC(相関係数)を表示しています。CCを確認すると、やはり、3/8からガチガチにドル円と米国債2年物利回りが正の相関関係になっているのがわかります。間違いなく、上記銀行の破綻が決まったあたりから、米国債2年物利回り相場がドル円相場を牽引していますね。 次は、メキシコペソドルの4時間足チャートに米国債2年物利回りを追加したものを確認してみましょう。 こちらは3/10からメキシコペソドルと米国債2年物利回りが正の相関関係になっているのがわかります。 そうなりますと、メキシコペソ円も正の相関になるはずですね。 下図はメキシコペソ円の4時間足チャートに米国債2年物利回りを追加したものです。やはり、3/8からメキシコペソ円と米国債2年物利回りが正の相関関係になっています。 金融システム問題が噴出してから、ドル円・メキシコペソ円相場を牽引している要素は、米国債2年物利回りであることが確認できました。 |
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金融システム問題が噴出してから米国債2年物利回り相場を牽引する要素とは!?それでは、米国債2年物利回り相場を牽引している要素は何になるでしょうか!?これが確認できれば、核心に近づくことができます。その要素を端的に申し上げれば、地銀を含む一揃いの米銀のINDEX数値になります。 そして、そのINDEX数値を確認するのに適しているのは「KBW NASDAQ BANK INDEX(BKX)」になります。 下図は、「KBW NASDAQ BANK INDEX(BKX)」の4時間足チャートに、米国債2年物利回りを追加したものです。 金融システム問題が噴出してから、米国債2年物利回り相場を牽引している要素は、「KBW NASDAQ BANK INDEX(BKX)」であることが確認できました。 ドル円とメキシコペソ円が下落する流れとは!?金融システム問題が噴出してからというもの、ドル円とメキシコペソ円相場が下落するときは、以下のような事象の流れになっています。
金融システム不安が落ち着くまで、メキシコペソ円をトレードする際は、金融システム不安を報じるニュース、BKXと米国債2年物利回り相場を常に確認しなければいけません。 |
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今週の押し目買いタイミングはここだ!!今週も金融システム不安を報じるニュースが多発するはずです。それらのニュースが報じられるたびに、メキシコペソ円下落事象の川上にあるBKXの下落が確実に止まって下値を固めたことを確認しましょう。下値が固まって反転上昇するときが押し目買いタイミングになります。 上記が基本的な押し目買いタイミングになります。それ以外の押し目買いタイミングは、以下のとおりです。 1つ目は、日本時間3月23日 (木曜日) 03:00に予定している「米)FOMC政策金利」の発表です。 0.25%の利上げがあった場合、ドル円とメキシコペソ円は上昇するでしょう。 利上げ無しであった場合、ドル円とメキシコペソ円は急落するでしょう。 もし、利下げがあった場合、ドル円とメキシコペソ円は暴落するでしょう。 今回は金利発表以外にもドットプロットが発表されます。ドットプロットとは、FOMCメンバーの政策金利見通し水準をドットで示したものです。 前回2022年12月に発表されたドットプロットは以下のとおりです。 年度別中央値(青いドットのポイント)について注目してください。23年末時点が5.125%(ターミナルレート)、24年末時点が4.125%、25年末時点が3.125%です。 2022年12月時点のFOMCメンバーによる見通しでは、今年中に0.5%から0.75%引き上げて、来年には1%引き下げ、再来年にはさらに1%引き下げることをドットプロットで示しています。 今回発表されるドットプロットにおいても、年度別中央値やターミナルレートを確認しなければいけません。それらが2022年12月の値と異なった場合、ドル円は乱高下し、メキシコペソ円も引きずられて乱高下するでしょう。 2つ目は、「米)FOMC政策金利」発表直後に始まる「パウエルFRB議長の記者会見」です。 さすがに、今までのようなタカ派な発言はないでしょう。利下げはいつ始めるのかについて言及することがあれば、乱高下しそうです。 今年中に利下げが無いようなタカ派な発言があった場合、ドル円とメキシコペソ円は上昇するでしょう。(これは無いねえ。。) その一方、今年中に利下げするようなハト派な発言があった場合、ドル円とメキシコペソ円は急落するでしょう。 |
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今週の押し目買いポイントはココだ!押し目買いポイントが直近で到達したのは2022/12/20です。(参照:「今週のメキシコペソ円(MXNJPY)押し目買いポイント|2022/12/19」)そのときの価格は「8/2から10/21までに形成された上昇波のフィボナッチリトレイスメント0.786(6.6272円辺り)」です。そのため、押し目買いは、この価格以下を拾っていきたいところです。 それでは、押し目買いポイントについて記載します。 一つ目の押し目買いポイントは、前回に引き続き、週足チャートの「週足ボリンジャーバンドの-3σ(現在値:6.3718円)」です。 下図は、メキシコペソ円の週足チャートになります。 ボリンジャーバンドは現在値から値が動きしますので、当日のチャートで正しい位置を確認しましょう。この価格に近づいたら、ツイッター(@Ryujuok)で報告します。忘れたらごめんなさい。 二つ目の押し目買いポイントは、「米国債2年物利回りが2021/2/1から形成した上昇波のフィボナッチリトレイスメント0.5(2.595%)に達したポイント」です。 下図は、米国債2年物利回りの週足チャートです。 米国債2年物利回りは2021/2から大した調整をせずに上昇し続けてきました。ここにきて、大きな調整が働きそうです。 今週は間違いなく波乱含みな週となります。しっかり、相場に参加して、割安なポイントで押し目買いしたいですねえ~ |
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