「メキシコペソ円(MXNJPY)」 カテゴリ

 今週はメキシコ中銀による政策金利の発表が予定されている。前回は0.5%の利上げでメキシコペソ円相場を賑わせたが、今回は0.25%の利上げが予想され、利上げ幅の縮小からメキシコペソ円が弱含む展開が続きそう。また、新興国通貨であるメキシコペソは、金融市場のリスクセンチメントに左右されやすいことから金融システム不安に関するニュースが現れるたびに下落しやすい性質がある。さらに、有事の際は円買いも起きるため、世界金融不安が払拭されない間、メキシコペソ円は急落するリスクを孕みつづけていることになる。
続きを読む...
 昨今の金融システム不安を報じるヘッドラインがメディアを席巻してからというもの、ディスインフレに、ノーランディング、FRB議長のタカ派発言もどこ吹く風!金融市場は金融システム問題に執着し右往左往せざるを得ない状況となりました。われわれ個人投資家は、いったい何を頼りにトレードをすればよいのか!?今回は注目すべき指標について解説したいと思います。
続きを読む...
 今週は2/14のバレンタインデーに”毎度お騒がせします”「米国消費者物価指数(CPI)」の発表があります。前回は、総合指数とコア指数が共に鈍化したことにより、インフレ懸念は後退しドル円が急落する事態となりました。CPI発表後、132.4円から4円ほど下げましたが、先週の雇用統計等の好成績を受けて、CPI発表後に至った底値から3円ほど浮上しました。今回のCPIでも総合指数とコア指数共に鈍化することが予想されています。市場からチョコレートのように甘い期待が寄せられているCPIですが、予想に反して上振れた場合は、ドル円・メキシコペソ円ロングポジション保持者側が、チョコレートファウンテンでチョコレートペロペロし放題になるぐらい美味しい思いができるかもしれません。
続きを読む...
 先週のFOMCでパウエルFRB議長が「ディスインフレが現在進行中である」と発言したことを受けて、米国債と米国株相場は急騰し、長期金利が下落するとドル円も急落しました。パウエルFRB議長は「インフレ率が持続的に低下しつづけることを示す多くの証拠」を目にする必要があるとも発言しており、その発言をガン無視した市場参加者を襲ったのが「雇用統計とISM非製造業景況指数」の好成績でした。インフレ懸念は一気に増大し、米国債、米国株、長期金利、ドル円は逆転しました。
続きを読む...

11月から金融引き締め効果なし!?米金融環境はゆるゆるに!

 FRBによる利上げペース減速が期待されるなか、米国株の買いが集中し、ダウ、SP500、ナスダックの3指数ともに高騰しました。また、いつもは冷静な債券市場でも買いが集中しちゃっている状況です。

 そこで、米国の金融環境の引き締まり度合いを確認してみましょう。下図は、シカゴ連銀が発表しているNFCI(National Financial Conditions Index:米国内金融環境指数)です。この指数が高いほど米国における金融環境の引き締まり度合いが高いこと(市中の金利が高い等)になります。逆にこの指数が低いほど、金融環境はゆるゆるということ(市中の金利が低い等)になります。

 上図はコロナ後の金融緩和開始時である2020年4月から表示しています。

 2022年3月から金融引き締めを開始し、FCIは上昇の一途を辿りましたが、2022年10月14日でピークに達してから、下落しているのがわかりますね。

 FOMCは、11月に0.75%、12月0.5%の利上げを決定したにもかかわらず、FCIは下がっています。つまり、金融引き締めを実施したにもかかわらず、金融環境はゆるゆるになってしまったということです。どの程度ゆるゆるになったかというと、コロナ後の金融緩和期間(2020年4月~2022年2月)中の2020年7月辺りと同じ水準までゆるゆるになってしまいました。
続きを読む...