「メキシコペソ円(MXNJPY)」 カテゴリ

メキシコ中銀唯一のハト派であったエスキベル副総裁が辞任!

 オカタツが陰ながら応援していたメキシコ中銀のエスキベル副総裁が辞任し、新たにオマール・メヒア氏が副総裁となりました。

 当ブログでも何度か触れましたが、辞任されたエスキベル副総裁は、メキシコ中銀で唯一のハト派です。前回の政策金利でもみんなが0.5%の利上げを唱えるなか、一人だけ0.25%の利上げを唱えておりました。
 オカタツよ、そんなやつを応援するな!とお叱りを受けそうですが、やはり過ぎたるは猶及ばざるが如しですよ。過剰な高金利で、メキシコのみなさんががんぱって伸ばしてきた経済成長をオーバーキルしては元も子もない。メキシコには今後も着実に最強通貨を目指してほしいところです。

 さてさて、新しく副総裁に就任したメヒア氏とは、どういった人物か?
 メヒア氏はこれまでのメキシコ中銀の利上げサイクルを支持しており、インフレ対策を優先事項としております。とどのつまり、タカ派ですね。

 これにて、メキシコ中銀はタカ派オールキャストで金融政策を担当することになりました。次回の金融政策決定会合でも「金利上げちゃうよ~」って意気込んでます。われわれのスワップポイントもさらに倍率ドン!!ってわけです。(実際は倍にはなりません。)
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今週のドル円とメキシコペソ円は上昇しやすい!

 タイトルの文末を「!?」にするか「!」にするか迷いましたが、ずばり「!」としました。。

 以前から当ブログで紹介している米国債2年物利回りとドル円の相関関係を利用したドル円騰落予想について、今回も紹介したいと思います。
 下図はドル円の日足チャートに米国債2年物利回り(US02Y)を追加したものです。

 チャート上にある青い垂直点線は、RSI(チャート中段)が30近くに達したときのポイントです。なお、RSI30以下はドル円が売られすぎていることを示唆しています。
 RSIが30近くに達してから、その後、ある程度上昇しているのがわかりますね。先週も30近くに達しており、今週以降はある程度上昇することを示唆しています。
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メキシコペソ円は週足で包み足発生となり上昇を示唆!

 新年あけましておめでとうございます。
 年明けはお正月ムードに負けてブログをアップできませんでした。1/3にドル円が129円半ばまで急落したときは、フラッシュクラッシュで125円まで落ちるのではないかと焦りましたが、その後は小気味よく反発上昇しましたね。

 上記下落から押し目買いポイントである「ドル円が130円辺りまで下落して下値を固めたとき」を迎えたわけですが、その時点でのメキシコペソ円相場は、前回の押し目買いポイントである「8/2から10/21までに形成された上昇波のフィボナッチリトレイスメント0.786(6.6272円辺り)」まで下落していないため、前回でしっかりメキシコペソ円を買っていた場合、買う機会はなかったということになります。正月ムードに浮かれてトレードできなくても機会損失はありませんでした。
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メキシコ貿易収支の好成績を受けてメキシコペソ高基調へ!

ブログのタイトルがいつもと違う点にお気づきの方は、毎回ご覧いただいているようで、誠にありがとうございます。

そうです。いつもは押し目買いポイントをメインに記載していましたが、今後のメキシコペソの好調を期待し、また、年末ぐらいは景気の良い話がしたく、今回は利確ポイントも併せて記載します。(今週中に達することはちょっとないかなあ。。)

ツイッター(@Ryujuok)では当日につぶやきましたが、12月23日21:00に発表された「メキシコ貿易収支」の結果が予想を上回り、また、過去7か月より高い値となったことを受けて、その後、メキシコペソ円もメキシコペソドルも共に上昇しました。

以下はメキシコペソドルの1時間足チャートです。
12月23日21:00を境に上昇している様がわかると思います。


メキシコは無茶な高金利(10.5%)で景気後退が常に懸念されていますが、そこに来て経済は盤石であることが示唆され、上昇しているようです。
以下は、ドルに対する変動率が高い順(通貨強い順)に主要通貨を並べたものです。
最強通貨メキシコペソの復活ですね。「メキシコ貿易収支」の発表で潮目が変わったようです。

次に、本年におけるメキシコ株価の推移もチェックしておきましょう。
以下は、「IPC MEXICO」の1年期間グラフです。


9/26に底を打ってから、こちらも上昇トレンドを形成しています。メキシコ、いい感じですね~

何度も記載していますが、メキシコペソ円はクロス円(MXN/USD × USD/JPY = MXN/JPY)になりますので、半分はドル円に振り回されます。
MXN/USDの調子が良くてもUSD/JPYが調子が悪ければ、下落します。

それでは、今週のドル円の動向はどうなるでしょうか!?

欧米はクリスマス休暇に入っていますので、横ばいに動きそうですが、1つ気がかりなところは、12月26日 (月曜日)に予定されている「黒田日銀総裁の発言」ですね。
黒田総裁の早期退任、または、YCCの手直しについて発表された日にゃあ、えげつなくドル円は急落しますからね。相場の薄商いをあえて狙ってやってますから予断を許しません。

その他のドル円動向で気を付けるべき点は、前回の記事で紹介したとおり、米国債券市場の動きです。

昨今のドル円相場は米国中長期債利回りと連動して動きますので、米国中長期債利回りなかでも最も連動している2年物利回りについて確認しなければいけません。また、米国債2年物利回りはFF金利先物に連動しますので、こちらも併せて確認しましょう。

前回のFOMCで、FOMCの見通しでは、23年末時点でのレートが「5.125%」であることが示されましたが、それに対して、FF金利先物市場では、以下のとおり織り込んできました。
下図は、FOMC直後のものになります。

現在は、以下のとおりです。
上図と比べると、FOMCの経済見通し寄りに動いたのがわかります。
次回(2023/02/01)のFOMCについて+0.5%の確率が25.0%から34.1%に上がっており、また、2023/9の利下げよりも2023/11の利下げへの織り込み度のほうが高くなりました。


結局、「FOMCには逆らうな!」という相場格言通りに債券市場も動きつつあるのが見てわかります。

以下は、米国債2年物利回りの日足チャートです。

12月15日のFOMC後、こちらも上昇して、FOMCの見通しに沿う格好となっています。

なお、チャートの最下段はMACDになりますが、先週金曜日からゴールデンクロスしようとしており、今後の上昇を示唆しています。

どの金融機関も経済見通しについて確証を得ていませんので、結局、FOMCの経済見通しを羅針盤とするしかないのでしょう。
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FOMC経済見通し VS 債権市場参加者経済見通し

先週は、FOMCによるFF金利と経済見通し(SEP)の発表、また、メキシコ中銀による政策金利の発表がありました。

先週のFOMCではドットプロットも発表されました。ドットプロットとは、FOMCメンバーの政策金利見通し水準をドットで示したものです。
前回9月に発表されたドットプロットは以下のとおりです。


今回12月に発表されたドットプロットは以下のとおりです。

前回9月と今回12月のドットプロットの差分を確認すると、FOMC中央値のターミナルレート(23年末時点レート)について、9月が4.625%なのに対し、12月が5.125%でした。
FOMCとしてはターミナルレートについて前回よりも更なる利上げを示唆したわけですが、ドル円の反応は限定的でした。

次にご確認いただきたいのは、12月のFOMC経済見通し(SEP)です。 以下は経済見通しを一覧表にまとめたものです。

経済見通しのうちの失業率について、景気後退入りの目安となる5.0%よりも低い値が発表された。
FOMCメンバーは今後景気後退は無いと考えているようです。

これらの結果に不信感を抱いたのが、債券市場参加者です。
FOMCによる更なる利上げが示された後、いつもならば、中長期米国債なかでも2年物国債は売られて利回りが上昇していましたが、今回は、FOMC発表後に2年物利回りは下がりました。

また、ドットプロットでFOMCの23年末時点でのレートが「5.125%」であることが示されたことに対して、FF金利先物市場では、以下のとおり来年9月に利下げを織り込んできました。

債券市場参加者の間では、FOMCの経済見通しは信用されておらず、来年には景気後退がやってきて来年中に利下げをするものと考えられているようです。

ドル円は、米国債2年物利回りの騰落に連動して動いていますので、今回のFOMC発表後も2年物利回りといっしょに下落する格好となりました。
下図は、ドル円の日足チャートに米国債2年物利回り(US02Y)を追加したものです。チャートの下段は、ドル円と米国債2年物利回りのCC(相関係数)です。

ドル円と米国債2年物利回りが相関して動いているのがわかりますね。
飽くまで、ドル円はFOMCの見通しに沿って動いているわけではなく、債権市場の見通しに沿って動いています。
その点、ご留意ください。

そうはいっても、債券市場参加者の見通しを確認することは困難です。ニュース記事を眺めていても債権市場参加者の意見がマチマチであることがわかります。
意見が異なる債権市場参加者の間であっても「FOMCの金融政策では景気をオーバーキルする可能性が高い」という共通認識が生まれているのは確かでしょう。

今後、経済指標や要人発言で、景気後退懸念が示された場合は、今まで以上に中長期米国債は買われて、その利回りは下落するでしょう。そして、利回りが下落するとドル円とメキシコペソ円も連動して下落することになります。

また、FOMCメンバーによるタカ派発言は、相場を動かす効力が薄れたように見受けられます。
12/17、ハト派で知られているサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が「必要とあれば、11カ月かそれ以上、ピーク金利を据え置く用意がある」とのタカ派的な発言をしましたが、相場はあまり反応しませんでした。
今後、相場は、FOMCメンバーによるタカ派発言には耳を貸さず、ハト派発言に対して敏感に反応するようになるでしょう。ハト派発言があるたびに、ドル円とメキシコペソ円は下落することになるでしょう。
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