「米ドル円(USDJPY)」 カテゴリ


 今週は、火曜日に「日銀政策決定会合」、水曜日に「米)ISM製造業景況指数」「米)JOLTS求人」と「FOMC」、そして、金曜日に「米)雇用統計」の発表があります。ビッグイベントがめじろ押しのなか、イランによるホルムズ海峡封鎖の話も浮上しており、大波乱の週となりそうです。
 本日月曜日は、ビッグイベント前であることから通常は動意が薄い展開が予想されますが、中東情勢の悪化が懸念されており、当該ニュースのヘッドライン相場となりそうです。
 値動きが激しくなりそうなネタは、イランによるホルムズ海峡封鎖です。世界に流通している原油の20%と液化天然ガスの18%がこの海峡を通行しています。ここを封鎖するような話が出てきたら、インフレ懸念が一気に高まり、米10年債利回りが再上昇して、ドル円は上昇すると考えられます。しかし、アメリカのプレゼンスの弱体化を示すイベントでもありますので、ドル離れが巻き起こる可能性もあります。簡単には読めないですね。
 「日銀政策決定会合」ではYCCの修正有無についてうわさが飛び交っており、オカタツは修正なしだと思っていますが、巷では修正有りの意見のほうが優勢のようです。そのため、「日銀政策決定会合」前までに、一時的に円買いがでるかもしれません。
 ドル円についてエリオット波動のカウントに大きな変更はありません。現在、一時的な調整局面に入っているようなので、押し目買いのポイントについて確認したいと思います。
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 本日は、8:50に日本の消費者物価指数が発表されました。前回よりも低い結果となり、日本のインフレ懸念は後退しました。その後、植田日銀総裁が「粘り強く金融緩和を続ける」と発言しました。物価高の鎮静と植田総裁の金融緩和継続発言を受けて、ドル円は150円越えを試す勢いとなっています。その後、財務大臣が口先介入をしてきましたが、市場反応は薄いようで、ドル円は149.96円まで上昇しています。
 また、昨日はパウエル議長の発言がありました。ハト派にもタカ派にも受け取れる玉虫色の発言内容でしたが、利下げは当面ないということは明白になりました。これで、当面、日米の政策金利差縮小を心配する必要はなくなったので、今後もドル円が上昇し続ける公算は大きいです。
 X(@Ryujuok)ではポストしましたが、ドル円のエリオット波動のカウントを若干変更しています。昨年の大規模為替介入前に付けた天井値(151.944円)を超えるという内容に変更はないです。
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 昨日、世界金融の監視役である国際通貨基金(IMF)が、日本の為替介入に対して、介入の必要性が無いとのコメントをしました。「世界中で金融引き締めをやっているなか金融緩和なんかやっているから円安になるんでしょ!?あんたバカあ!?」と、天下り先でもあるIMF様から言われてしまい、財務省は不用意に為替介入ができなくなりました。
 現在まで、ドル円は中東紛争による米債買いにより下落してきました。しかし、本日はこの時間であっても米10年債は大きく売られています。IMFの忠告により為替介入の警戒感が和らいでいる状況で、米10年債売りが続くとなると、今後のドル円は大きく上昇するかもしれません。
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 当ブログでは、150円に突っ込んだ後に調整が来ると予想しておりましたが、当方が予想していた調整幅よりも大幅に下落してしまいました。予想が当たったとは喜べない状況です(笑)この急落により、エリオット波動のカウントについても変更を余儀なくされる事態となりました。
 なお、為替介入の有無については、様々な意見があるようです。昨日、日銀が財政等要因の余剰・不足額について100億円の余剰を見込んでいると発表しました。その余剰額から考えると、介入は無かったともいえるし、あったとしても小規模なものだったともいえます。
 昨年の大規模為替介入は、介入後に130円台まで下落しました。この大幅下落は、介入後に起きた米国CPIショックによるところが大きかったという有識者の意見が少なからずあります。当時、米国CPIが予想よりも下振れてFRBのハト派色が強まり、ドル円が大幅に下落しました。それが実情でしょう。
 今回は、FRBが長期間にわたって高金利を維持するという強い意志を示しているので、日本の為替介入があったとしても、ただのモグラたたきで終わりそうです。介入によりドル円が急落したところで、押し目買いモグラ戦士達が奮闘するでしょう。焼け石に水。介入をやったほうは恥の上塗りです。ただし、今回の介入は、財務省がプライドをかけた戦いになります。前回の介入よりも大規模な資金を投入してくる公算が大きいです。そのため、介入時の下落幅は前回よりも強烈なものになるかもしれません。ロスカットされないように注意しましょう。くわばら、くわばら。
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 ドル円の記事は二日ぶりの更新になりますが、エリオット波動のカウントに変更はありません。円安けん制発言が何度か繰り返されているため、上値が重いです。しかし、週初には先週末に引き続き、植田総裁が金融緩和を粘り強く続ける方針を発言しているため、こちらのほうがマーケットでは重視されているようで、強気相場に変わりはなさそうです。
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