昨日は、重要指標が連発したわけですが、どれもこれもメキシコペソにとっては好結果となり、メキシコペソ円はついに8.5円の大台まで回復することとなりました。
 X(@Ryujuok)では随時ポストしていましたが、まず、「メキシコ景況感」と「メキシコ製造業PMI」で強い結果が発表されました。続いて、米中長期債の四半期定例入札の規模が予想より低かったことが発表され、米中長期債利回りが下落し、ドル安・ペソ高の地合いが形成されました。さらに、「米ISM製造業指数」が予想よりだいぶ低い結果が発表され、また、アトランタ連銀のGDPNowも1.2%と低い結果が発表され、ドル安は加速しました。
 最後に、FOMCではパウエル議長の発言がハト派と受け止められ、ドル安・ペソ高の地合いは継続しました。
 メキシコペソ円の波動カウントについて、前回まで記載していた「8.1200」を下回るカウント(黄色ナンバーのカウント)がエリオット波動的に整合性がとれず、無しとなりました。今回は、9円を目指すカウント(オレンジ色ナンバーのカウント)について更新した内容、また、押し目買いポイントについて記載したいと思います。
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 気付けば日付も11月に入りまして、肌寒くなりましたが、ドル円相場は灼熱サンビーチな様相を呈しております。昨日の「日銀政策決定会合」では、相変わらず、日銀は粘り強い緩和を継続するという姿勢を示したため、失望の円売りが巻き起こり、ドル円は急騰しました。前回のブログ記事で指摘したとおり、このサードオブサードの波にしっかり乗れたでしょうか。X(@Ryujuok)でポストしましたが、オカタツは、この急騰により200pipsを手に入れることができました。
 本日の焦点は、為替介入のポイントになります。神田財務官は「スタンバイ」という表現を使い円安を牽制しています。昨年は、この表現による声明後、マジで介入しています。現在、介入警戒感は高まり、上値が重くなりました。
 アジアタイムは上値が重い展開が続きそうですが、ロンドンタイムからは日本政府を舐め腐った海外勢が続々と参入してきますので、上値を攻めてくる公算は大きいです。
 本日はビッグイベントである「米)ISM製造業景況指数」「米)JOLTS求人」と「FOMC」があります。巷では、「FOMC」の結果を待ってから介入があるという風聞が飛び交っておりますが、それは無いと思います。あくまで、財務省はドル円相場の実勢で判断していることでしょう。財務官は「年初来30円も円高になったからやったるでえ!」と鼻息荒く意気込んでいます。「すぐやる課」ならぬ「すぐやる省」といった具合です。
 なお、エリオット波動のカウントに変更はありません。今回は、カウントの再確認と利確ポイントについて解説したいと思います。
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 今週は、火曜日に「日銀政策決定会合」、水曜日に「米)ISM製造業景況指数」「米)JOLTS求人」と「FOMC」、そして、金曜日に「米)雇用統計」の発表があります。ビッグイベントがめじろ押しのなか、イランによるホルムズ海峡封鎖の話も浮上しており、大波乱の週となりそうです。
 本日月曜日は、ビッグイベント前であることから通常は動意が薄い展開が予想されますが、中東情勢の悪化が懸念されており、当該ニュースのヘッドライン相場となりそうです。
 値動きが激しくなりそうなネタは、イランによるホルムズ海峡封鎖です。世界に流通している原油の20%と液化天然ガスの18%がこの海峡を通行しています。ここを封鎖するような話が出てきたら、インフレ懸念が一気に高まり、米10年債利回りが再上昇して、ドル円は上昇すると考えられます。しかし、アメリカのプレゼンスの弱体化を示すイベントでもありますので、ドル離れが巻き起こる可能性もあります。簡単には読めないですね。
 「日銀政策決定会合」ではYCCの修正有無についてうわさが飛び交っており、オカタツは修正なしだと思っていますが、巷では修正有りの意見のほうが優勢のようです。そのため、「日銀政策決定会合」前までに、一時的に円買いがでるかもしれません。
 ドル円についてエリオット波動のカウントに大きな変更はありません。現在、一時的な調整局面に入っているようなので、押し目買いのポイントについて確認したいと思います。
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 以前も記載しましたが、メキシコペソ米ドルは、9/20頃から米10年債利回りとガチガチに相関しながら価格が動いてきました。X(@Ryujuok)では銅価格と相関しているとか、メキシコボルサ指数と相関しているとか、ポストすることがありましたが、日時によって相関のトレンドが切り替わるようです。なかでも、米10年債利回りは、4時間足でCC(相関係数)を確認すると、継続して相関係数が高い状態が続いているのがわかります。
 先週は火曜日辺りから米10年債利回りとの相関が際立ち、メキシコペソ米ドル相場は米10年債利回り相場に値動きを支配されているかのようでした。おそらく、パレスチナの情勢が不透明なため、手を止めているトレーダーが多くなったのではないでしょうか!?そんななかで闊達にトレードをするのはアルゴリズムトレードを利用したクオンツ系ファンドぐらいなものでしょう。多くのクオンツ系ファンドが、メキシコペソ米ドルと米10年債利回りの相関関係を利用してトレードをしているので、この相関関係が際立って見えるのではないでしょうか!?
 今週もパレスチナ情勢は先行きが見えない状況が続くと思います。そのため、米10年債利回りの動向は常にチャックしなければいけません。中東情勢が悪化すれば、エネルギー価格や一次産品価格を上昇させる可能性があり、インフレ圧力を高める要因になります。インフレ懸念が増長すると、米10年債は売られて米10年債利回りが上昇します。メキシコペソ米ドルは、米10年債利回りと負の相関関係が高いので下落します。また、米下院議長が決まらないことも少なからず影響してくるでしょう。長いこと米下院議長が決まらなければ、米債の格下げの話が俎上に上がってきます。そうなると、米10年債はまたもや投げ売りされるでしょう。
 今回も前回に続き、メキシコペソ円について、中間反落の下降波である[4]波が継続している波動パターンと、[5]波により9円を目指して上昇している波動パターンの二つのパターンについて解説したいと思います。
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 本日は、8:50に日本の消費者物価指数が発表されました。前回よりも低い結果となり、日本のインフレ懸念は後退しました。その後、植田日銀総裁が「粘り強く金融緩和を続ける」と発言しました。物価高の鎮静と植田総裁の金融緩和継続発言を受けて、ドル円は150円越えを試す勢いとなっています。その後、財務大臣が口先介入をしてきましたが、市場反応は薄いようで、ドル円は149.96円まで上昇しています。
 また、昨日はパウエル議長の発言がありました。ハト派にもタカ派にも受け取れる玉虫色の発言内容でしたが、利下げは当面ないということは明白になりました。これで、当面、日米の政策金利差縮小を心配する必要はなくなったので、今後もドル円が上昇し続ける公算は大きいです。
 X(@Ryujuok)ではポストしましたが、ドル円のエリオット波動のカウントを若干変更しています。昨年の大規模為替介入前に付けた天井値(151.944円)を超えるという内容に変更はないです。
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